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世界遺産登録され、創建1600年を超える鬪雞神社

鬪雞神社の名は平家物語壇ノ浦合戦の鶏合せの故事に由来します。源平合戦の際に源氏・平氏どちらに味方するか迷う湛増が、紅白二色の鶏、を神前で七番闘わせて神意を占い全て白色の鶏が勝利したことから源氏に味方したとする物語に、鬪雞神社の由来があります。

写真は左から、本殿、社殿、湛増と息子の弁慶です。鬪雞神社に祈願し三山参詣に替えたとの伝承があることから熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)の別宮的な存在でもありました。三山の別宮的存在で熊野信仰の一翼を負っていました。

国指定重要文化財である社殿

ご祈祷を行う拝殿の奥には、本殿を含む社殿6棟が熊野本宮大社と同じ姿で並んでいます。西殿、本殿、上殿、中殿、下殿、八百萬殿の順に配置されており、これを熊野十二社造と呼んでいます。

鬪雞神社のご紹介

交通アクセス

武蔵坊弁慶を讃える弁慶社

弁慶社は弁慶松と呼ばれる武蔵坊弁慶の生涯を讃えて植えた松の根方にあったお社です。弁慶松は五代目まで片町の一角に植えられておりましたが、昭和五十年に枯死し、六代目は扇ヶ浜に植え継がれています。五代目弁慶松の伐採以降に有志の手で三十年に渡り守り継がれていましたが、闘鶏神社の一角に新たに弁慶社として建立されました。