世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道 への登録
紀伊山地の霊場と参詣道は、和歌山県・奈良県・三重県にまたがる3つの霊場と参詣道を登録対象とする世界遺産です。
紀伊半島に深い森林を育む紀伊山地には、「熊野三山」、「高野山」、「吉野・大峯」と呼ばれる三つの霊場があり、それらは、日本の古都、奈良及び京都と参詣道で結ばれています。
これらの霊場とともに、それらを結ぶ参詣道及び周辺の森林は、日本古来の自然崇拝に根差した神道と中国大陸や朝鮮半島から伝来した仏教の融合を反映した文化的景観を形成しています。霊場は347kmの参詣道によって結ばれており、総面積は506haに及びます。霊場と参詣道は、1200年にわたり辛抱強く維持され、また非常によく記録が残されている聖なる山の伝統を映しています。
「紀伊山地の霊場と参詣道」は、世界の全ての人々にとって共通の価値をもつ世界遺産です。顕著な普遍的価値と呼ばれる、「国境を超越し、人類全体にとって、現代世代だけでなく将来世代にとっても重要な傑出した価値」を持つものとして、2004年に世界で認められた遺産の一つです。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」への登録
鬪雞神社の境内は熊野古道の中辺路(なかへち)と大辺路(おおへち)の分岐点に近く、2016年10月に世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録されました。
紀伊路が中辺路と大辺路に分岐する田辺の地に位置する鬪雞神社、紀伊山地の霊場と参詣道の一部として歴史的価値があると認識されたことから、「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録資産に認められました。
紀伊路が中辺路と大辺路に分岐する田辺の地に位置する鬪雞神社、紀伊山地の霊場と参詣道の一部として歴史的価値があると認識されたことから、「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録資産に認められました。